学研教室の仕事内容について

学研教室は、幼児から中学生向けの学習教室です。主に算数・数学、国語、英語を教えていて、子供たちが学ぶ喜びを感じ、自身を持つことができるようにすることを理念に指導しています。子どもたちそれぞれのペースに合わせて学習を進めていけるように、個別学習となっています。週２回の教室での学習と、毎日の宿題があります。学研教室の先生は、それぞれの子供たちのペースに合わせて学習管理を行っていきます。また、勉強面以外でも、教室での挨拶や、靴をそろえる等基本的なしつけの指導も重視されています。

学研教室の応募資格について

学研教室の先生ということで、なにか難しいスキルや資格、経験等が必要ではないかと考えている人が多いかと思います。学研教室の先生になるにあたっては、特別な資格は必要ありません。学研教室の理念・教育方針に共感することができ、研修・指導にまじめに取り組むことができる方なら、丁寧な研修制度が整っているので、指導経験のない方でも、教育に興味があり、子どもが好きな方であれば経験がなくても働くことができるでしょう。しかし、基本的には自宅で教室を開く形となるので、自宅に６畳以上の教室を開くスペースを確保でき、同居の家族の理解を得られないと難しいでしょう。基本的には資格は必要ないですが、教員免許を持っている場合は、アピールすると有利になる可能性はあります。中学生までのお子さんに教えるので、先生自身も日々勉強を怠らない努力が必要になってきます。

学研教室の時給や待遇について

学研教室は、フランチャイズ制になっており、先生達は個人事業主という形になります。なので、時給ではなく出来高制となっており、生徒が増えれば増えるほど収入は増える形となります。ただし、基本的には生徒を増やす為の活動も自分で行わなければならない為、生徒を増やそうとすればするほど教室時間以外の業務も必然的に増えてってしまいます。生徒の人数は、近くに学研教室、またほかの学習教室などがどれくらいあるかとか、その地域の子どもの数によっても大きく左右されるため、立地条件はとても重要になります。教室を開く時間は、週２回から好きな曜日を選ぶことができ、時間帯は放課後に生徒が来るので、15時頃から始まる教室が多いです。こちらは生徒の人数や、地域の学校の時間に合わせて教室を開くような形となります。また、月1回研修があり、教室時間内に終わらなかった採点や、教室のお便りなんかを作成したり、面談をしたり、入学希望者への説明や診断テストをおこなったりと教室を開いている時間以外にも仕事はたくさんあります。

学研教室の大変なところ

学研教室は主に自宅で教室を開くので、自宅にある程度のスペースが必要になります。また、たくさんの子どもが集まるので、混んでいる時間帯なんかでは特に、落書きをしたり汚してしまったりする子どもも中にはいます。他の家族が教室の時間に家にいる場合なども、配慮が必要になってきます。自宅以外の会場を利用する方法もありますが、そうすると家賃やテナント料がかかってきてしまうので、場合によっては赤字になってしまう恐れもあります。立地条件でかなり生徒が集まるか集まりにくいかが左右されてしまう部分があるので、思ったように稼げない可能性もありますし、思ったより忙しくなってしまう可能性もあります。このように、大変なことはたくさんありますが、それでも子ども達のできた時の顔を見ると大変なことを忘れてしまうくらいやりがいのある仕事です。

学研教室の面接の内容

学研教室の面接では、やはり志望動機をしっかりと考えていったほうが良いでしょう。学研教室の先生としてふさわしいか、やっていけるかを判断されるわけですから、学研教室の指導方針に共感できるか、また学研教室の理念を理解していると好感度がUPするでしょう。教育関係の仕事なので、教育に興味があるかや、現在の教育制度についてなんかも聞かれる場合があるようです。また、自宅を教室として利用する為、それがちゃんとできるか、またはテナントなどを利用するか等も聞かれるので、面接に行く前にどうするかしっかり考えておきましょう。教員免許を持っていたり、教育学部を卒業している場合などは、アピールすると良いかもしれません。また、面接の他に、算数・国語の筆記試験があります。問題集を買って解いてみたりして、必ず対策をしてから試験を受けられるようにしましょう。

ちょっとした裏話

学研教室の先生は、大変なことも多いかもしれませんがとてもやりがいのあるお仕事です。定年もないので長く続けている先生も多く、70代や80代になっても活躍している先生がいます。そんな先生の教室には、親子2代で通っている生徒もいるとか。卒業生が、高校や大学受験の合格を報告してくれる、なんてこともあります。これも、学研教室で勉強する習慣が身についたおかげでしょう。このように、学研教室の先生は、子ども達やその親たちに感謝される仕事です。先生達は、子ども達が自分で考える力をつける為の手助けをしています。この手助けの成果がでたとき、子ども達が自分で考え問題を解けるようになったとき、先生も一緒に喜んでいます。

学研教室のバイト体験談

男性

自分は大学受験を経て、今まで学んだことを無駄にしたくない、そして周囲から「勉強を教えるのがうまいね」とよく言われていたので、家の近くにあった学研教室で講師をすることに決めました。自分は高校生だけでなく小・中学生も担当しましたが、友達感覚で人に教えることができないため、初めはとても苦労しました。でも、自分なりにやり方を試行錯誤したり、授業外でも質問を聞いているうちに、それぞれの年代への対応の仕方も身についてきました。生徒の成績が伸びて、ありがとうございました！と言われた時が一番嬉しいですね。

女性

自分は将来小学校の先生になる前に、その前段階と考え学研教室で働いていました。個別指導ですので、初めて子供に教える人でも、子供たちのエネルギーに圧倒されてしまうことはないかと思います。まだ小学生とはいえ、しっかり自分の考えも持っていますので、じっくり腰を据えて向かい合ってあげれば、子供の方も応えてくれます。そういやって、ずっと見てきた子が学校でいい成績をとって先生に褒められたとか、先生のおかげで算数が楽しくなってきたと報告してくれるので、やりがいしかないと思います。働けて良かったです。

アルバイトEX-Press編集部

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