愚痴聞きバイトとは？

愚痴聞きのバイトとは、クライアントの他愛もない話、愚痴、悩み事などを聞いてあげる仕事です。話し相手サービスや悩み聞きサービスとも言われています。携帯電話やSkype、LINEなどをはじめとしたソーシャルネットワークサービスを使い、クライアントの話を聞きます。特別な資格は必要なく、ただ聞いてあげます。相談に対するアドバイスを提案する必要はありません。

愚痴聞きバイトの仕事内容について

愚痴聞きの仕事は、リスニングスタッフと呼ばれる職員が、クライアントからかかってきた電話に出て、クライアントの話を聞いてあげるだけのサービスです。“愚痴”の内容は、日常生活で起こったことや、職場の不満、不安なことや心配なことなど様々です。リスニングスタッフはそのクライアントの話に対して、アドバイスや問題解決の糸口などを提供するわけでもなく、ただ聞いてあげる仕事です。簡単なカウンセラーのような仕事であるともいえます。しかし、資格などは必要なく、ただ聞いてあげる能力がある方が向いているでしょう。

愚痴聞きバイトの応募資格について

愚痴聞きの仕事をするためには、まず、電話やSkype、LINEなどの連絡手段を持っていることが必要になります。応募する企業のサービス形態に合わせて、それらの手段の準備をしてください。愚痴聞きの仕事には応募資格に特別な資格はいりません。各企業の募集要項をよく確認して、応募してください。募集要項の応募資格に該当しない場合には選考から外される場合があります。

愚痴聞きバイトの身だしなみについて

愚痴聞きの仕事をする時に身だしなみを整える必要はありません。愚痴聞きの仕事は基本的に在宅か事務所での仕事になります。クライアントは電話の向こうにいるので、容姿を見られることもありません。そのため、自分の楽な服装で仕事をすることができます。

愚痴聞きバイトの待遇について・愚痴聞きバイトの就業時間について

愚痴聞きの仕事の時給は、企業にもよりますが、おおよそ1000～1200円ほどに設定されています。しかし、ほとんどの企業が完全出来高制をとっています。そのため、クライアントの話を聞いている時間にしか時給は発生しません。昇給は年一回見直しされる企業が多いです。福利厚生の面は、事務所への勤務制をとっている企業では交通費が支給される場合があります。事務所勤務制をとっている企業ではシフトの提出があります。自分が出勤できる時間にシフトを提出しましょう。休憩は労働基準法で６時間に１時間の休憩が義務付けられています。在宅での仕事の場合にはシフトを提出する必要はありません。自分が勤務できる時間に電話を待機しましょう。休憩は適宜入ることができます。

愚痴聞きバイトの大変さ、注意点について

愚痴聞きバイトの大変なところは、なんといっても人の話を聞くことそのものではないでしょうか。クライアントはとにかく愚痴や話を聞いてもらえると思い、電話をしてきています。その話に対して、アドバイスや解決法を提案したいことが出てくる時があります。しかし、提案に対して不快にかんじるクライアントや、怒ってしまうクライアントもいらっしゃいます。もちろん、あなたならどうするかと求められた場合は別ですが、基本的には愚痴聞きの仕事は話を傾聴するということが一番大切な仕事で、大変なところです。また、愚痴聞きの仕事のデメリットとして、クライアントに転移を起こしてしまい、リスニングスタッフの体調が悪くなったり、考え方が変わったりと影響を受けてしまうことです。自分をしっかりと持って話を聞くことが必要になります。

愚痴聞きの仕事は在宅でできることがあります。その際に、テレビを見ながら話したり、何かしたりしながら電話することは厳禁といえます。また、お子さんがいる家庭では注意が必要になります。クライアントが電話をしている最中に、受話器の向こう側からテレビの声や子どもの泣き声が聞こえてきたら、どのように感じるでしょうか。不愉快な思いをするに決まっていますよね。なにかを食べながら電話にでるのも、態度が非常に悪いので、避けましょう。クライアントが気持ちよく話をできるような環境をつくり、話を聞いてあげるのがリスニングスタッフの役目です。クライアントに聞こえるかもしれない音や雑音には注意を払うようにしましょう。

愚痴聞きバイトの面接対策について

愚痴聞きバイトの面接では、一般的なことの他に、人と話をするのが好きかや人の話を聞くことが好きかなどといったことが聞かれます。また、話の受け答えの仕方、言葉遣いなどはしっかりとみられる傾向があるようです。

愚痴聞きのバイト体験談

男性

私が勤務しているところでは愚痴聞きではなく「リスニングスタッフ」という名前です。特に資格が必要というわけではないのですが、面接時に臨床心理士の資格を持っていると伝えると手当てがつきました。仕事は音声チャットで行っていて、資格持ちだと指名されやすくなるので指名料も期待できます。私のように「臨床心理士の資格を持っているけどフルタイムで働くのは厳しい」という人には特におすすめだと思います。

男性

普段から友人などの相談相手をすることが多く、それを生かせるならと思って求人に応募しました。現在私はメールでのやり取りを中心に働いていて、お客様から「聞いてくれてありがとう」などのお礼の言葉をいただくのがとても励みになります。アドバイスをしようとするのではなく、相手の話をまずは受け入れるのが、愚痴聞きの仕事をする上でのポイントだと思います。

アルバイトEX-Press編集部

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